林地における薬剤散布業務
次代検定林のヒノキを対象とした林地散布を行いました。この業務は林木の着花量調査のため花芽分化を促進させることを目的に実施しています。
今回の計画では、対象林上空にドローンを飛行させ、植栽の樹冠部へ単木散布(1本当り300ml~400ml)を行いました。
機体や薬剤を運搬する林道が狭いため、あらかじめドローンの離着陸ポイント(液剤補充とバッテリー交換が実施可能なスペース)を設定し、各区画の指定された単木樹冠部位置までナビゲーターが散布機体を誘導、決められた時間内に適量の薬剤を撒いていきます。
林道地上付近は機体がGPS電波を捕捉しにくいため、オペレーターは手動操作で離陸上昇、ナビゲーターの合図により散布を行うポイント頂部へ向かわなければなりません。一見簡単そうに見えますが、同様の訓練を何回も重ねて初めてコントロールできるようになるレベルの高い飛行操作方法です。また、地形によりオペレーターの機体操作難易度は複雑に変わりますので、事前のフライトシミュレーションが重要となります。
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